頑張れ、日本代表!

エコアズ・ウィークリー <2021年3月16日号>

おはようございます、小野です。

オリンピック・パラリンピックの開催に向けて焦点になっている、海外からの観客の
受け入れが断念の方向で進んでおり、早ければ今週にも結論がでるようですね。

そもそも開催自体が可能かどうかもいまだに疑問視されている状況ですが、
東京オリンピックのために人生を賭けてきた世界中のアスリートや開催関係者の
方々の事を考えると、個人的には日本代表、そしてアスリートたちの勇姿が見たいです。

しかしコロナの状況を踏まえ現実路線でいくと、最終的には
どのような方向に進んでいくのでしょうか。

さて本題です。

このメルマガの読者の方の殆どが海外在住だと思いますので、皆さんも日常的に経験されている
ことですが、海外に住んでいる以上、我々はその国の方から何をするにしても否応がなしに、
「個人」という以上に「日本人」として見られます。自分が「日本人」であることを、良くも悪くも
意識せざるをえない環境の中で生活しています。

仕事面においても私生活面においても、例えばタイであれば我々と接したタイ人は、我々という
フィルターを通じて「日本人」のイメージを形成していきます。日系企業に勤務するタイ人ですら、
生涯接する日本人の数はせいぜい数十人から数百人、まして一般人であれば自分がその方にとって
最初で最後の唯一接する日本人になる可能性だって十分にありえます。

そういう意味において、我々一人一人が日本を代表していると思いますし、公人よりもむしろ我々
民間人レベルの日々の言動や振る舞いが、国際交流に与える影響の方が、よほど大きいと思うんです。

何故か2週間に1回以上の頻度で道を聞かれる私ですが^^; 最後に相手から「Thank you !(英語)」
「khob khun krab!(タイ語)」など御礼を言われる際、頑固な私は必ず「ドウモイタシマシテ」
「アリガトウ」と、日本語で返すようにしています。日本人として見てほしいからです。
席を譲ったり、荷物を持ったりする際も同様です。

仕事面での話をします。

日頃職場で我々がついつい忘れてしまいがちなのが、タイ人に対し謙虚になるという事。
我々はタイでチャンスをいただき、タイで仕事をさせていただいている。
これまでタイ人たちが何百年何千年もかけて築いてきた歴史の上に、
今この時代に、たまたまご縁があって乗せていただいているわけです。

在タイ日系企業に勤務するタイ人スタッフは、流暢な日本語を話せる方もいるし、
日本語を勉強している方たちも大勢います。弊社のスタッフもそうです。
海外でタイ人という「外国人」のスタッフが、我々の国の母国語である日本語を勉強している
(=日本と日本人を理解しようと努力してくれている)。本当にありがたいことです(^^)

日系企業で勤務している以上、我々日本人の方が「役職上」は立場が(或いはそれ以上に心理的に)
タイ人より上であるケースが大半だと思います。ただそこでスタッフが自分の思った通りに
動いてくれない、意思疎通が上手くいかない、こういう時に
「だからタイ人は、、、」「やっぱタイ人は、、、」とすぐに「タイ人」というレッテルで
括ってしまい、他責で考えるのはもってのほかで、まず自らのコミュニケーションや接し方に
問題点が無かったかを自責の念で省み、まずは自分自身が修正すべきでしょう。

我々日本人がタイ人を理解しようと、そしてより良い人間関係の構築のために、
日々自ら行動をおこしていくと同時に、歩み寄っていくべきだと思います。
謙虚な気持ちで歩み寄りが困難な方は、日本国内で仕事をされた方がお互いの為にもハッピーです。
これはタイに限らず、ヨーロッパであろうがアメリカであろうがアフリカやインドであろうが同じです。

タイでビジネス・チャンスをいただいている我々は、
タイ人の協力なしには会社を運営し発展させていくことは絶対に不可能です。
日々の生活においても然り。

少し話が大きくなってしまいますが、仕事を通じ、日常生活を通じ、日本とタイのより良い
交友関係及び両国の発展に対し、我々一人一人に責任があると思います。

日常のふとした言葉や振る舞いが、自分の接したタイ人に少なからず良い影響を与え、幸せな
気分になってくれて、その良い影響が更にその方の家族や友人・知人に響いていき、これから
何年何十年と続いていく日タイの友好関係に微力ながら貢献できるとすれば、
何と素晴らしいことでしょう(^^) 海外在住冥利に尽きますね!

そういう意味においては、我々一人一人が日本代表だと思います。

頑張れ、日本代表!!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)

コメント

タイトルとURLをコピーしました