エコアズ・ウィークリー <2021年7月13日号>
おはようございます、小野です。
企業との面接に遅刻したタイ人より一言、
「マイペンライ!!」
「自分が遅刻しとってマイペンライやなかろーもん!(゚д゚)」
↑心の中は博多弁。
似たような状況、皆さんも何度かご経験されているのではないでしょうか・・・?
タイでビジネスに携わっている方であれば、この言葉に「イラッ」っとした事は
一度や二度じゃないはずです。
ひとえに「マイペンライ」と言っても、意味は様々です。
「大丈夫」「どういたしまして」「なんとかなる」「しょうがない」等、、、
「マイペース」「楽観的」なタイ人を象徴する言葉としてあまりに有名ですが、
一方で我々外国人からすれば少なからず「いい加減」「無責任」さも感じてしまいます。
このタイの「マイペンライ」と沖縄の「なんくるないさー」という方言が、
同義語に例えられることがよくあります。
「なんくるないさー」⇒なんともないさー なんとかなるさー
南国沖縄人の陽気で開放的でのんびりした性格は、どこかタイ人に似ているという
話を、これまで何度も聞いたことがあります。
しかし、、、
この「なんくるないさー」、実は言葉の前にある言葉がついている
事実はあまり知られていないようです。
「なんくるないさー」だけ注目されていますが、
その前にある言葉とは、、、
「まくとぅそーけー」
つまり、「まくとぅそーけー なんくるないさー」。
どういうことかと言うと、
「真の事をしていれば、なんとかなるさ」という意味のようです。
実際は何故か「なんくるないさー」だけが先走っています。
「まくとぅそーけー」⇒正しい事をしていれば、しっかり努力していれば
「なんくるないさー」⇒うまくいくさ
これって「マイペンライ」じゃなく、むしろ
「至誠天に通ず」「人事を尽くして天命を待つ」と同義語にとれます。
沖縄の方は南国的気質を兼ね備えつつも、やはり本質は日本人ということでしょうか。
この話を聞いた時、「なるほど~!!」と思ったと同時に
「マイペンライ」も真の意味があるのでは・・・?
と、好奇心が湧いてきました。
タイ人の友人や知人に聞いてみたり自分なりに調べた結果、
「マイペンライ」の真の意味とは。。。
「苦しいけど つらいけど 自分に出来る事をやって 良い状況に変えていこう がんばろう!!
自分自身がコントロールできることにフォーカスしよう! そうすれば大丈夫」
「今」「ここ」にフォーカスし、ペンライ(=大丈夫じゃない)を否定する(=マイ)。
それがマイペンライ。
こういう含みがあるようです。
知らなかった(゚д゚)!
沖縄の「なんくるないさー」に似てますよね。
マイペンライ、実は深い・・・!!
そし先日、、、
またしても企業との面接に遅刻しそうになったタイ人から、
「マイペンライ!!」
「あ゛?遅刻しておいてマイペンライぢゃねーだろー!!!ヽ(`Д´)ノイラッ」
まだまだ私にはマイペンライの真理が理解できていないようです。。。
マイペンライ!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)
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