「出稼ぎ」に行く日本の若者

エコアズ・ウィークリー <2022年12月6日号>

おはようございます、小野です。

サッカー日本代表、悲願のベスト8ならず残念でした。
でも前回準優勝のクロアチア相手に、本当に素晴らしい試合でした。
しかしPKって残酷ですね、、、(T_T)
「新しい景色」、4年後こそ見たいですね!

さて、本題です。

最近、カナダやオーストラリアに「出稼ぎ」に行くチャレンジ精神旺盛且つ
海外志向のある日本の若者が増えているようです。

背景には、「全然あがらない」日本の賃金事情に加え、円安の影響があります。

例えば大卒20代半ば前後、今の日本だと給料が手取り20万円あれば良い方です。

しかしワーキングホリデー制度を利用してカナダやオーストラリアで働けば、
普通に1日8時間、週5日勤務で今や40万円~50万円稼げる時代です。凄い、、、

実際に働いてみて、「こんなに貰えるんだ!!」と、
皆さん最初は驚くようです。(そりゃそうですよね、、、^^;)

「日本だとやって当たり前の事が、こっちだと感謝される」
「褒めてもらったりチップまで貰えたりする」
「休みも取りやすいし、毎月旅行に行ける」
「たくさん旅行に行きまくっているのに、気がつけば50万円ぐらい貯まった」等々、、、

日本で数年社会人として勤務を経験後、憧れだったワーキングホリデーへ。
日本より良い環境で楽しく働き、同じ時間働いて、日本の倍の給料が貰える。

1年後には日本に帰らずにそのまま現地で就職する方も結構増えているそうです。

仮に1年で日本に戻ったとしても、日本の働き方に再びフィットすることが
できず、別の国に再就職したり、或いは起業してしまう方もいるようです。

こういう若者が増えるのは嬉しい反面、優秀な人材が海外に流出し、そのまま
日本に戻って来なくなるのは、残念でもあります。

しかしこれはごく一部の「チャレンジ精神旺盛且つ海外志向のある日本の若者」の
話で、大半の若者はコロナ禍でより内向き志向(日本国内志向)になっています。
それはそれで心配ですが、何不自由なく暮らせる日本で生まれ、日本で育って
義務教育を受ければ、このような考え方になってしまっても仕方ないのかもしれません。

コロナの影響でしょうか。今までにも増し、若者の海外志向が二極化しています。

タイの話をします。
昔であればタイで就職する日本人の若者は、
「タイが大好きだからお金は二の次、日本とは違う非日常を経験したい」という方が多く、
周囲からは、
「変わり者」
「タイかぶれ」
「安い給料で東南アジアに行くなんて変人」
「日本に適応できない者たち」等、、、

結構けちょんけちょんに言われていました^^;

しかし今では、、、
「その後のキャリアに大きくプラスになる」
「長い目で見れば、タイで働いたほうが給料もそこそこ貰えるようになる」
「日本にいても給料があがらなしい、チャンスが少ない」
「よりチャレンジングな仕事に挑戦できる」
「日本より良い暮らしができる」等、、、
タイの現地採用の方々自身の意識も大きく変わってきましたし、
周囲の見方も以前に比べると随分ポジティブなものが増えてきました。

若いうちは海外で「経験」を稼ぐということが、
今は海外で「経験」と「日本よりも良い給料」を稼ぐことができる時代です。

日本人として少なからず複雑な気持ちではありますが、コロナ騒動も収束化しつつある今
「チャレンジ精神旺盛且つ海外志向のある日本の若者」が、活躍の場を求め
海外、そしてタイへどんどん出てきてくれることを期待したいと思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)

コメント

タイトルとURLをコピーしました