日系企業のタイ人社員から見た日本人<後編>

エコアズ・ウィークリー <2021年2月16日号>

おはようございます、小野です。

先週は日系企業で働く日本語スピーカーのタイ人社員が抱く
「日本人の悪いと思う点」をご紹介させていただきましたが、本日はその続編です。

今回は、同じく日系企業で働く日本語スピーカーのタイ人社員が抱く
「日本人の良いと思う点」をご紹介させていただきます。

弊社がタイ人日本語スピーカー人材に対し、日本語チェックを兼ねて
実施している、「日本人の良いと思う点は?」という質問への回答です。

「悪い点」に関しては幅広い回答がありましたが(珍回答もありましたよね、、、^^;)、
「良い点」に関しては、大きく2つのカテゴリーに分けられそうです。
「仕事に対する姿勢」及び「日本人的な心」です。

▼仕事に対する姿勢
・一生懸命に良く働く
・責任感が強い
・時間を守る
・真面目
・組織的でチームワークを重んじる
・協力的
・カイゼン
・きめ細かい
・メリハリ
・厳しいからこそ成長できる

▼日本人的な心
・おもてなし(サービス精神)
・自ら過ちを認めて謝罪する
・阿吽(あうん)
・礼儀正しい
・親切
・武士道(・・・(゜д゜)!!よく勉強されていますよね)

如何でしょうか。
前回とは異なり、総じて日本人に対するリスペクトの思いが感じられます。
非常にありがたいですね。

彼女/彼らはなぜ日系企業で働くのか・・・?
外資系企業に比べると、日系企業の給与は決して高いとは言えません。
キャリアアップ思考の強いタイ人(特に女性)にとって、日本人が持つ
「仕事に対する姿勢」「日本人的な心」は、学ぶべき多くの点があるようです。

前回お伝えしましたように、「日本人の悪い点」は仕事に対する考え方や性格的なところでなく、
「コミュニケーション不足」が原因と思われる回答ばかりでした。

「ウチのタイ人スタッフは、、、」「どうせタイ人は、、、」
本コラムでも繰り返しお伝えしてきた点になるのですが、
社員の定着が悪い会社ほど、こういう言い逃れ的な言葉が多いような気がします。
(これは何もタイに限らずどこの国でも同じ傾向にありますが、、、)

タイで仕事をさせていただいている我々日本人・日系企業は、基本的には歩み寄りが必要です。
お互いのより良い理解のため、そして今のようなリモートワークの時代だからこそ、
コミュニケーションをより大切にしていきたいですね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)

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