エコアズ・ウィークリー <2022年7月5日号>
A社様「来週1週間で10人ぐらいの方と面接する予定ですが、良い方がいれば
場合によってはその時点で面接を終了します。その点ご了承いただけますか?」
小野「承知いたしました、私もむしろその方が良いと思います。」
おはようございます、小野です。
先日某日系企業A社の採用担当者様との間で、このようなやりとりがありました。
これは時々起こるとなのですが、面接を終え企業側も人材側もかなり好印象、
お互い是非前向きに進めていきましょう!という状況の中で、
「ただ他の人材との面接を控えているので、それを終えた段階で
正式にオファーを出したいと思います。」という企業側の事情によって、
結論が先延ばしになってしまうケース。
他の候補者の方々との面接が終わるのが明日明後日ならまだしも、
1週間以上先、ということもあります。
これではせっかく相思相愛だったにもかかわらず、本命の人材に逃げられてしまいます。
(ご経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に逃げられちゃいます。)
採用面接のプロセスにおいて、先のA社様のように、もっと企業側が主導権を持って
進めていったほうが良いのにな、と考えることが時折あります。
「せっかくなので他の人材も見てみたい。」
「面接を打ち切ると、当社に興味を持ってくれた他の人材に悪いので、、、」
「エージェントの方に申しわけないので、、、」
お気持ちはよくわかりますが、逆(人材)の立場の場合はどうでしょう。
「仕事で急きょ面接に行けなくなりました。」
「他社に仕事が決まったので明日面接をキャンセルします。」等々、、、
人材側はかなり一方的に自己都合でキャンセルしてきます。
前日どころか、面接の直前ということもあります。。。^^;
第1志望の会社からのオファーが出た場合は、せっかく掴んだチャンスを逃したくないからです。
一方でオファーがでた企業が第2、第3希望の場合は、そのまま就職活動を継続します。
慢性的な供給不足のタイの人材マーケット、決して採用する企業側に、
強引且つ会社都合で採用活動を進めていきましょう、と訴えているわけではありません。
「この会社で働きたいな」と、
より多くの優秀な人材に貴社に興味をもってもらうよう、面接時に貴社の魅力を
十分アピール・伝えることはもちろん大事ですし、面接可能な良い候補者が
たくさんいるのに越したことはありません。
ただ、例えば最初に面接した人材が本当に魅力的な人材であれば、
2人目以降の人材やエージェントに対し、「遠慮」する必要はないと思います。
人材の立場同様に、せっかくのチャンスを思い切って掴みにいくべきです。
スピードが最も重要な要素の一つである採用プロセスにおいて、
時としてこのような進めかたも必要で、その方が企業にとっても
人材にとっても結果的に良い方向に進むのはないかと思います。
ということで、タイトルの
「企業側からの面接キャンセルはあり?」に関して、
私個人的には全然ありだと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)
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