天からの宿題

<2021年1月12日号>


おはようございます、小野です。

1年ほど前の話になりますが、台北の異業種交流会にお誘いいただき参加する機会がありましたので、
今回はその時の出来事をシェアさせていただきたいと思います。
※ちなみに私自身、かれこれ1年近く台湾に行けてません、、、(T_T)

交流会には台湾人の起業家やビジネスマンの方々も参加されていました。
相変わらず台湾の方々の流暢な日本語や親日度合いには驚かされますし、同時に感謝の念が
湧いてきます。面積が九州より小さい台湾が、世界中に優秀なビジネスパーソンを輩出
している理由も、台湾で生活しビジネスをしていると日々実感できます。

そんな中、日本人ビジネスマン数名の会話が耳に入りました。
「もう台湾人は時間にルーズなんだから、、、」
「台湾人は計画性が無い、、、」
「台湾人は自己主張ばっかりして、、、」
「台湾人は、台湾人は、台湾人は、、、」

どうやら自分の会社の台湾人社員に対する不満のようでした。

しばらくするとその日本人ビジネスマンたちは、
「うちの本社と言ったら現場のことが全くわかってない」
「弊社の本社なんかホント決断が遅くって、、、」
「本社は、本社は、本社は、、、」

何と今度は自分の会社の本社に対する不満をお互いぶつけあっていました。

何となく話を聞きながら、ふと私は思いました。
「ん??何かこういう話をどこかでも聞いたような、、、」

そうです。これと全く同じ類の会話をタイでも、香港でも、中国でも、その他の国でも、
そして日本でも何度も聞いてきました。
国は変われど、どうやら事の本質は同じようです。。。^^;

「台湾人は、、、台湾人は、、、台湾人は、、、」と「台湾人」と一括りにしレッテルを貼る
ことにより、その場(今回は飲み会の場)では気持ちが楽になるかもしれません。

ただあまりに意固地にレッテルを貼ってしまうと、その時点で思考がストップしてしまいますし、
問題は一向に解決に向かいません。
勿体無いことに、せっかくの成長の可能性を自ら閉ざしてしまうことになります。

人生において、天の神様はどうやら私たちに宿題を出し続けるようです。

それは幼かった頃の両親との関係における問題(或いは課題)かもしれません。
恋人やパートナーとの関係、友人との関係、職場における上司や部下や同僚との関係、
或いは今現在のお客様との関係の中にあるのかもしれません。

本質は、、、
「自分をさらけだすことができない」「相手の立場に立って物事を考えることができない」
「相手や環境のせいにしてしまう傾向にある」「物事を悲観的にとらえてしまう」
「本音で人と付き合うのが恐い」「感情的になると周りが極端に見えなくなってしまう」
等々、、、挙げればきりがありませんが、人それぞれだと思います。

それは場所を変え、時を超え、状況を変え、登場人物を変え、ある時は何と国境をまたいでまで!
問題の「本質」は同じなのですが、たちの悪い(?)ことに神様は宿題という名の
同じ本質のボールを投げ続けてきます。このボールを受け取らずに逃げてしまうと
どこまでも神様は同じボールを投げ続けてきます。。。

ようやくボール受け取り、上手に投げ返すことができた!!!と思いきや、私達をより高いステージへ
あげようと、おせっかいな神様は、今度はより高度な変化球を投げてきます(T_T) 

今であればまさに新型コロナウィルス。
新型コロナウィルスの世界的感染拡大で、業績に甚大な影響を及ぼし、現在も奮闘中の
企業は決して少なくないはずです。かういう弊社も求人が6割~8割減の状態が続いていますが、
いつまでもコロナのせい(=コントロール不可)にしても仕方ありません。
現在の需要減の環境下で、いかに効率よく利益を創出していくか前向きに考えていく必要があります。

1年前の出来事を思い出しつつ、今現在自分自身が向き合っている宿題について改めて考えさせられました。

最後に、私の好きな言葉を2つ掲載させていただきます。

「人生を良くしようと思ったら、人のせいにしてはいけない。
自分自身が変わらなければ何も変わらない。でも自分が良くなれば自然と周囲も良くなる。」
By ジム・ローン(モチベーション・コーチ)

「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと、変えられるものを変える勇気と、
その両者を見分ける英知を我に与えた給え。」
By ニーバー(アメリカの神学者)

人生をより充実させ楽しく生きる秘訣が、これらの言葉の中に詰まっている気がします(^^)

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。 by 小野

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