世界で一番祝日の多い国

エコアズ・ウィークリー <2021年5月11日号>

おはようございます、小野です。

今日は気分転換的なノリで「世界の祝日」についてお話させていただきたいと思います。

ということで、いきなり結論から入りますが、
世界で一番祝日の多い国はどこでしょう・・・?

タイ王国です。

1位 タイ 祝日数 23日!!
タイ在住の皆さんであれば、「何かタイって祝日多いよね、、、」と感じていると思いますが、
実は堂々の世界一なんです。
しかもここ数年は毎年祝日数が増えていますよね。。。^^;

「消費を喚起するために翌月のこの日は祝日ね~♪」と、突然政府が発令したりするのは
日本ではありえず、軍事政権のタイならではと言えるでしょう。

加えてタイには有給の「法定病気休暇」が30日「も」あります。
一般の有給休暇日数は会社によりますが、年間14日~20日という日系企業が大半でないでしょうか。
当然ですが日本と違い、殆どの社員が100%有給を取得します。
そして年間3日以上の用事休暇も。。。(゜д゜)!

従業員が20名上にもなれば、それこそ「社内で常に誰かが休暇をとっている」というのも、
タイのオフィスでは決して珍しくない光景です。

「休みすぎじゃーーーー!!!」と言いたくなりますが、我々外国人は黙って
郷に入れば郷に従うしかありません。

2位 中国 21日
中国では、大型連休が1年間で3回もあります。5月にも5日間の長い休みがあります。
そのほか、10連休前後の「春節」や、7連休前後の「中秋節」の大型連休も。

3位 日本!! 韓国 インド コロンビア 17日 

4位 アルゼンチン チリ フィンランド 15日

7位 台湾 12日
台湾は春節等の大型休暇前後は、会社そのものが独自に休日にしたりという企業も一部あります。
普段バリバリ働く台湾人は、余暇を充実させより人生を楽しむために、有給取得率も高いです。
※台湾の有給取得率は世界一というデータもあります。

フランス 11日、イタリア 11日、ドイツ 9日、
オランダ 8日、 イギリス 8日、というような感じで続いていきます。

世界で祝日が最も少ないのはメキシコの7日だそうです。

ヨーロッパ諸国が意外と少ないと思われた方も多いのではないでしょうか。

ただヨーロッパでは、例えばイギリス、ドイツ、イタリア、ベルギーなどは年間有給休暇が
20日「保証」されており、大半の方が夏に1ヶ月ほど長期休暇として有給を消化しきります。

蛇足ですが数年前ニュージーランドのホームステイ先で一緒だったドイツ人夫婦に
「え!!滞在がたった1週間!?短っ!!(゜д゜)!何でわざわざ来たの・・・?」と
私的には結構長めの休暇だったのですが、
「何もそこまで言わなくても^^;」と思うぐらい驚かれたことがあります。
ちなみにその夫妻の滞在期間は1ヶ月でした。1年の有給をフルに使い余暇を満喫するため
ニュージーランドに来ていたのでしょう。

ヨーロッパでは有給を使い切らない企業には罰則が有るので、
有給休暇は使い切って当然という考えが一般的です。

そして日本。
「世界19か国・有給休暇・国際比較調査2018」によると、日本人の有休消化率は45%程度で、
調査実施国で堂々の3年連続最下位。。。平成ほどではありませんが、令和になった今でも
「有給休暇=取りづらい」という風潮が根強く残っているようです。

そういえば昨年、日本で契約社員として働いている私の母は
「保険の手続きのため有給を取得」していましたが、その話を聞いて少し驚きました。

ある友人は「インフルエンザで1週間休んでしまったので後日それを有給に充てた」と言ってました。
一瞬「ん?」と耳を疑いましたが、日本あるあるなのかもしれませんね^^;

日本に関しては個人的には休みをもっと効率よく分散させれば
「年末年始」「ゴールデンウィーク」「お盆」の「日本三大移動ラッシュ」は
随分緩和され、国民全体がより快適で充実した余暇を過ごすことができるのでは無いかと思いますが、
もうしばらく時間がかかりそうですね。

話をタイに戻しますと、
このままいけば近い将来タイは「世界が羨む祝日大国!!」と大々的に取り上げられ
注目を浴びる日がくるかもしれません。
既に世界一の祝日大国ですが、10年後はタイの祝日数はどのようになっているのでしょうか。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)

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