エコアズ・ウィークリー <2022年11月1日号>
おはようございます、小野です。
「思っていた仕事内容が違う」
「上司とのコミュニケーションが難しい」
「先輩(或いは上司)がすぐ感情的になる」
「会社の雰囲気が悪い」
「日本語を全く使わない」等々
これらは、入社後しばらく(1ヶ月以内が大半)経ってから届く人材の声の一部です。
いずれも面接だけではイメージしずらく、実際に入社してみないとわからないものばかりです。
他にも「思っていたより会社が遠かった」というのもありますが、これは論外です。
弊社は入社後しばらくの間(目安は試用期間終了まで)、紹介させていただいた
人材が落ち着くまでの間は、定期的にコンタクトしてフォローをおこなっています。
(一部「入社後コンタクトするのは控えていただきたい。」というお考えの企業も
あるので、その場合はフォローはしないようにしています。)
「職場環境も仕事もすごく良くって充実してます!!」と、入社後にフォローした皆さんが
そう言ってくれれば一番良いのですが、残念ながらそうはいきません。
当然ですが、職場環境や会社の雰囲気、仕事の進め方等、全てにおいて前職のものとは
程度の差はあれ違います。新卒にとっては、初めての勤務先が外資系(=日系企業)。
気持ちは十分に理解できます。
まずは担当の弊社タイ人スタッフが人材の話しを聞きますが、殆どが「職場環境の変化」
による精神的な不安によるもので、「誰かに話しを聞いて欲しい」というケースです。
なので、話を聞いているうちに、落ち着きを取り戻した人材は、
「もう少し頑張ってみます!」「少し様子を見てみます」という考えになり、人材により時間差は
あるものの、その後次第に職場環境に慣れていきます。
経験上、最初の1週間~1ヶ月はこのような感じなので、よほど問題ありと我々がジャッジ
しない限りは、企業側に敢えてネガティブなフィードバックすることはありません。
ただ、「欠勤が多い」「このままだと早期退職しそう」「会社の風紀を乱している」等、あまりに
状況が思わしくないと判断した場合、企業側にコンタクトをとり報告・相談させていただきます。
或いは企業の担当者様より連絡をいただき、こちらから人材に対しフォローさせていただくことも
あります。
※このやりとりはタイ人スタッフ同士でおこなうことも多く、場合によっては企業の日本人上司が
把握していないことも時々あります。
企業側と連携し人材のフォローをおこなうことによって、無事に問題は解決されることもあれば、
企業にとっても人材にとっても残念ながら、早期退職してしまう場合もあります。
いずれにしても「入社後1ヶ月」というのは特に企業・人材双方にとって、
職場に定着できるかどうかの重要な時期です。
弊社も含め、多くの人材紹介会社は入社後の人材へのフォローをおこなっています
(特にどこも告知していないので意外と認知されていませんが)。
仮に入社した社員に異変を感じた際、そして第3者のサポートが必要だと感じられましたら、
紹介元の人材紹介会社にコンタクトし、相談してみてください。このようなケースにおいて、
人材紹介会社は利用のしがいがあると思いますし、遠慮なく利用すべきだと思います。
※もちろん、これは各人材紹介会社が定める保証期間の終了後であっても同様です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)
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