希望給料が高すぎる!?

エコアズ・ウィークリー <2023年1月31日号>

Dさん「手当込みで23,000バーツです。」

小野「では、希望給料は?」

Dさん「38,000バーツです!」

小野「あ゛?(゚д゚)(心の声)」

おはようございます、小野です。
これは、先日面接したタイ人求職者との実際の会話のやりとりです。

Dさんはバンコクの日系企業に勤務する、23歳のN2の日本語スピーカー人材です。
入社して8ヶ月になりますが、もっと給料がほしいということで、今年に入り転職活動を
開始しました。

小野「まだ経験少ないですし、38,000バーツはいくらなんでも高すぎますよ。
27,000~28,000バーツでもちょっと難しいかも。それより何年か今の会社で経験を
積んだ方が良いと思いますよ。」

Dさん「え!?そうですか、、、」

適正額よりかなり低い水準の給料の人材ならわかりますが、今回のDさんの給料は、
明らかに適正圏内です。
弊社は人材に言うべき点は遠慮せずに伝えるポリシーですが、Dさんは少し不満そうでした。

その後、、、Dさんは弊社のタイ人スタッフに、
「日本人スタッフから給料が高いって言われたけど、そうは思わない。」
「通訳しているN2の友人は(バンコクから通勤不可)、これぐらいもらっている。」←出た、友人!
「とりあえず紹介してくれたF社に希望給料38,000バーツで紹介してほしい!
もしダメならそれはそれでOKなので(ダメ元で送ってほしい)。」と、猛烈にアタックしてきました。

弊社タイ人スタッフの対応は、おだやかに
「バンコクから通勤不可の郊外の通訳であれば、可能性はあります。」
「経験と現在の給料から、THB30,000でも高いと思いますよ。」
「今の企業でもう少ししっかり経験積んだ方が良いですよ。」

と、Dさんを諭すのですが、Dさんは徐々にエスカレートして
「いいからとりあえず送ってください!ダメなら諦めるし、
エージェントは何もリスク無いでしょう。」と。

それに対し、うちのタイ人スタッフは、
「そんなことをしたら、我々がクライアントに『適当なスクリーニングをしているエージェント』と
評価されるので、出来ません。」と、キッパリ。←穏やかに、です。

残念ながらDさんがその後弊社に連絡してくることはなくなりました。

明らかに見当違いの希望給料を提示してくる求職者の方が時々います。
「ローンを組んだから」
「今の給料が不満だから」
Dさんのように、「友達がこれぐらいの給料をもらっているから」と理由は様々です。

やはり最後の理由は理解に苦しみます、困ったもんです。。。
同じN2やN3でも日本語のスキルは違いますし、経験・スキルも違います。
企業ごとに給与体系も異なってますし、エリアによって給料差もあります。
※一般的にバンコクから離れるほど給料が高くなる傾向(タイ北部除く)。

稀ですが、人材の経験・スキルに対し、企業側が明らかに高すぎる給料を
提示するケースもあります(もちろん人材は大喜びです)。

人材へ仕事の紹介時、給料が高すぎる場合にまず交渉するのは我々
エージェントの役割です。一方で企業側があまりに高すぎる給料(逆も然り)を
提示しないことも、タイ日系企業で働く方々全体のバランスを考えた際に重要だなと、
今回Dさんと面接をしながらいろいろと考えさせられました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。(小野)

エコアズ・ウィークリー <2023年1月31日号>

小野「現在の給料は、いくらですか?」

Dさん「手当込みで23,000バーツです。」

小野「では、希望給料は?」

Dさん「38,000バーツです!」

小野「あ゛?(゚д゚)(心の声)」

おはようございます、小野です。
これは、先日面接したタイ人求職者との実際の会話のやりとりです。

Dさんはバンコクの日系企業に勤務する、23歳のN2の日本語スピーカー人材です。
入社して8ヶ月になりますが、もっと給料がほしいということで、今年に入り転職活動を
開始しました。

小野「まだ経験少ないですし、38,000バーツはいくらなんでも高すぎますよ。
27,000~28,000バーツでもちょっと難しいかも。それより何年か今の会社で経験を
積んだ方が良いと思いますよ。」

Dさん「え!?そうですか、、、」

適正額よりかなり低い水準の給料の人材ならわかりますが、今回のDさんの給料は、
明らかに適正圏内です。
弊社は人材に言うべき点は遠慮せずに伝えるポリシーですが、Dさんは少し不満そうでした。

その後、、、Dさんは弊社のタイ人スタッフに、
「日本人スタッフから給料が高いって言われたけど、そうは思わない。」
「通訳しているN2の友人は(バンコクから通勤不可)、これぐらいもらっている。」←出た、友人!
「とりあえず紹介してくれたF社に希望給料38,000バーツで紹介してほしい!
もしダメならそれはそれでOKなので(ダメ元で送ってほしい)。」と、猛烈にアタックしてきました。

弊社タイ人スタッフの対応は、おだやかに
「バンコクから通勤不可の郊外の通訳であれば、可能性はあります。」
「経験と現在の給料から、THB30,000でも高いと思いますよ。」
「今の企業でもう少ししっかり経験積んだ方が良いですよ。」

と、Dさんを諭すのですが、Dさんは徐々にエスカレートして
「いいからとりあえず送ってください!ダメなら諦めるし、
エージェントは何もリスク無いでしょう。」と。

それに対し、うちのタイ人スタッフは、
「そんなことをしたら、我々がクライアントに『適当なスクリーニングをしているエージェント』と
評価されるので、出来ません。」と、キッパリ。←穏やかに、です。

残念ながらDさんがその後弊社に連絡してくることはなくなりました。

明らかに見当違いの希望給料を提示してくる求職者の方が時々います。
「ローンを組んだから」
「今の給料が不満だから」
Dさんのように、「友達がこれぐらいの給料をもらっているから」と理由は様々です。

やはり最後の理由は理解に苦しみます、困ったもんです。。。
同じN2やN3でも日本語のスキルは違いますし、経験・スキルも違います。
企業ごとに給与体系も異なってますし、エリアによって給料差もあります。
※一般的にバンコクから離れるほど給料が高くなる傾向(タイ北部除く)。

稀ですが、人材の経験・スキルに対し、企業側が明らかに高すぎる給料を
提示するケースもあります(もちろん人材は大喜びです)。

人材へ仕事の紹介時、給料が高すぎる場合にまず交渉するのは我々
エージェントの役割です。一方で企業側があまりに高すぎる給料(逆も然り)を
提示しないことも、タイ日系企業で働く方々全体のバランスを考えた際に重要だなと、
今回Dさんと面接をしながらいろいろと考えさせられました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。(小野)



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