エコアズ・ウィークリー <2021年5月25日号>
おはようございます、小野です。
先日部下とのやりとりの中で久々に?やってしまいました、、、、^^;
ある内容に関し私は「伝えた」つもりだったのですが、
部下には全く「伝わっていなかった」のです。
内容をシェアさせていただきますので、リーダーである皆さまが
日頃部下をマネージメントする中において、少しでもヒントになれば幸いです。
弊社の求職者であるAさんにある企業から内定が出た時のこと。
この内容に関し弊社スタッフのRとチャットでやりとりしていました。
このスタッフRは日本語ができるので、基本的に日本語のやりとりでした。
小野「Aさんの給与はトータルTHB31,500です。」
R「はい!」
小野「基本給が・・・日本語手当が・・・
福利厚生が・・・ 医療保険は・・・」
勤務開始は・・・ それから・・・ブツブツ・・・」
小野「確認後、連絡ください。」
↑問題はこのメッセージ!!
私の意図は、「Aさんは他社の選考状況もあるため、あなた(R)がこのメッセージを
確認した後に少し(小野-R間で)打ち合わせがしたいので、一度私(小野)まで
連絡をください」というものでした。
そして10分後ぐらいに、、、
R「Aさんに確認しました!!少し考えたいと言ってます。」
小野「(゚д゚)!」
心の中(ゲゲッ!!もう連絡しちゃったんだ!)
(メッセージ確認後に連絡くれって言ったのに~)
如何でしょうか。
これは明らかに私が部下のRに対し、メッセージの内容が「伝わった」と勘違いして
いただけで、肝心のRには私の意図は全く伝わっていません。ましてリモートワーク
中でのメッセージのやりとり。そして相手にとっては日本語は第二言語です。
「阿吽の呼吸」なんぞあろうはずがありません。。。
以前の私であれば、Rに直ぐ連絡し
「違う、違う!メッセージ見たら連絡くださいって、言ったよね?
何で先にAさんに連絡しちゃったの?」と、一方的にコンプレインを
伝えていたかもしれません。いや今でももしかしたら、その日の気分に
よっては時々やってしまっているかもしれません。
いきなり外国人上司にこんな事を言われてしまったら、部下はビックリしてとりあえず
謝罪するものの、心の中にはモヤモヤ感が残るでしょう。部下の性格によっては自信を
無くしてしまい、以後上司に報告する際に毎回躊躇するようになるかもしれません。
私は一瞬驚いたものの、すぐ冷静になり自分が送ったメッセージ
「確認後、連絡ください。」というのを見返しました。
動詞だけで、主語も目的語ない。。。。
これでは伝わるはずがない。
まして相手は日本語が母国語ではない。
もし相手が日本人でも曖昧すぎて伝わらないだろうな~
うーーーん、やってしまった。。。
すぐRに連絡しました。
小野「ごめん!!!実はさっきのメッセージの意図は、『私が送ったメッセージを
Rさんが確認した後、Aさんについて話がしたいので、まずは私に連絡ください』
そういう意味だったんだよ。でもあのメッセージじゃ全く意味が伝わらないよね、
ゴメン!!!m(_ _)m」
R「ハハハ、大丈夫ですよ(≧∇≦)」
Rは笑ってウケてましたが、間違いなく「そりゃあのメッセージじゃわかんないよ~」
と思っているでしょう^^;
阿吽の呼吸なんぞ無い
長年付き添った夫婦や、名経営者とその参謀の間であれば「阿吽の呼吸」はあるでしょう。
ただ少なくとも私自身はその域に全く達していないし、同じようなことを日頃やりとりさせて
いただいている皆さまにもやってしまっているかもしれません。
何よりも日頃やりとりしている部下とは、「第二言語同士」や
「片方が第一言語、もう一方が第二言語」というシチュエーションが大半です。
ちょっと前に「ネチケット(=ネット上でのエチケット、ネットにおけるマナー)」という
言葉が流行りました。リモートワーク&非対面で「メッセージ」や「通話」でのやりとりが
日常コミュニケーションの主流である今、リーダーや目上の人間から立場が下の人間に
メッセージを伝える際、今まで以上に繊細な注意や配慮が必要だといこうことを、
今回の部下との日常のやりとりの中で改めて感じました。
「メチケット(=メッセージ上のエチケット)」?
「チャチケット(=チャット上のエチケット)」?
「(=リモートハラスメント)」?
しかし何とネーミングすれば良いでしょうかね、いやどうでもいいですね汗
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)
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