バンコク郊外では働きたくない!?~若手日本人現地採用スタッフ~【後編】

<2022年10月4日号>

おはようございます、小野です。

先週は<before シラチャ日本人学校 ~2009年以前~ >と
<after シラチャ日本人学校 ~2009年以降~ >とで、日本人の若手現地採用
求職者の意識の変化についてお話をさせていただきました。

▼先週のコラムはこちらになります。
 https://bit.ly/3fsFZTj

少し振り返りになりますが、
<after シラチャ日本人学校 ~2009年以降~ >では、タイの発展に伴い、
タイで就職を希望する日本人の若者の考え方は大きく変わりました。

「とりあえず国はどこでも良い。」
「それなりの都会で働きたい(オシャレなイメージ)。」
「不便な生活は嫌だ。」
「英語を使って仕事と生活をしたい。」
「タイ語は挨拶程度出来れば良い。」
「通勤時間は30分以内希望、1時間以上なんてありえない。」
「乗り合い通勤?絶対にNG。」等々、、、

通勤は絶対にBTSかMRTから徒歩圏内。とは言っても、ゴチャゴチャと日本人が
あまり多く居住するエリアは好まず(家賃が高いというのもありますが)、
例えばBTSだとプラカノン以東に住んでいる方が大半です。

一方でシラチャにフォーカスすると、日本人学校の開校以降、町は更に急速に発展。
町からそれなりの街には発展したけど、都会ではない。
若者からすれば、オシャレなショッピングスポットやカフェが少ない。
バンコクに行きたくても、バスしか手段がなく中途半端に遠い。
そして英語を使う機会が極端に少ない(通じないところが多い)。
半径数百メートル以内に日本人が密集。狭い中にどこに行っても日本人だらけ。。。

どうでしょう。。。
<after シラチャ日本人学校>の若者の「海外で働く」イメージとは、
シラチャの街は異なりますよね。そもそも都会ではありません。

タイの発展とともに、タイで就職を希望する日本人の若者の特徴・趣向も大きく変わりました。

もし私がいま20代で、「ザ・東南アジア」で就職したいのなら、ベトナムを選ぶでしょう。
もう少しチャレンジしたいのであればカンボジアでしょうか。

今でもタイ語が話せたり、就活に備えタイ語を学習している若者も時々いますが、
彼/彼女たちの希望勤務地は、99%バンコクです。

これは給料の問題ではないので、いくら給料を高く提示しても状況は変わりません。

このような背景なので、仮に貴社が20~30代の日本人現地採用の若者の採用を
検討しているのであれば、気長に待つ必要があります。ただし、かなり首を長くして
待っても来ない可能性の方が高いかもしれません。

日本在住の若い方であれば、まだ可能性が高いかもしれません。
タイに一度も来たことがなく、英語力も低いですが(或いは全然ダメ)、
海外に染まっておらず、漠然と海外就職を考えている方々。或いは
キャリア志向があり語学力もある優秀な人材だが、日本国内でキャリアパスを
見いだせない方々。後者の場合はそれなりの条件を提示する必要があります。

皆様もご経験済みですが、初めての海外での仕事&生活は相当なインパクトがあります。
例えば今のシラチャの街そのものはすごく生活しやすいので、初めての海外就職がシラチャで
あれば、シラチャが大好きになりシラチャに定住する可能性は大いにあります
(実際にそのような方もいらっしゃいます)。

ただし、もし貴社が「大至急」若手日本人スタッフが必要な場合、
「そもそも採用できる可能性が極めて低い」という大前提にたち、
思い切って下記のいずれかに戦略転換するのも良いかもしれません。

1.40代以上の日本人スタッフの採用を検討
2.タイ人日本語スピーカー人材の採用を検討

最後に貴社が郊外の日系企業で、現在優秀な若手日本人スタッフが在籍している場合。
これは本当に貴重なことです。きっとその若手スタッフは、貴社で勤務することに魅力とやりがい
を感じ、勤務されているのだと思います。そのスタッフが長期勤務してくれるよう、是非今後も
今以上によりよい職場環境を提供され続けてください。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)

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